日銀、超長期債でも「撤退戦」 6月に金利波乱の芽
日銀、超長期債でも「撤退戦」 6月に金利波乱の芽
日銀が国債の買い入れを減らす「撤退戦」の戦線を広げている。新発40年物国債の利回りが一時3%を付けるなど超長期の金利上昇が目立つなかで、4月から超長期国債の買い入れでも減額を始める。市場には日銀が6月に減額ペースを上げるとの思惑もくすぶり、金利の先高観は根強い。
日銀は3月31日夕、予定通り4月から国債の買い入れを月間4000億円減らすと発表した。市場参加者が注目したのは、残存期間「10〜25年…
